情報解析・バイオインフォーマティクス
ESCUTで推進される、遺伝子発現解析、染色体変異解析、ChIP on chip解析から生まれる大量の実験データや解析結果データを、 以下のような計算機リソースを活用して解析・データベース化している。
PCクラスター: 40 node (80 CPU) による並列計算
スケーラビリティのあるPCクラスタによる計算リソースとして活用している。 本システムでは主に
- 電子文献からの蛋白質相互作用抽出と、網羅的な蛋白質相互作用解析システム
- SNPsタイピングアレイを用いた、ヒトコピー数多型(CNV; Copy Number Variation)解析を行っている。
計算サーバ: Opteron 8-wayサーバ+ディスクアレイ
大量に蓄積する遺伝子発現データやコピー数解析データを統合的・系統的に解析するために、大容量のメモリ領域(64GB)とディスク容量(20TB)を
もち、長時間の計算に耐え得る計算機が必要である。 主に、遺伝子発現データベースや多数検体の総当たり解析などに用いている。
データサーバシステム: JCS StorageServer システム
全ゲノム領域での遺伝子発現、SNPsタイピング用DNAマイクロアレイによる包括的アレル別コピー数解析を統合的・系統的に推進するためには、実験
データ及び解析結果データを、大容量、耐障害性、可用性に優れた長期継続的な維持が可能なデータサーバに保管することが必要である。
以下の機能をもつデータサーバシステムを導入している。
- 大容量(20TB)ディスクアレイを搭載可能
- 耐障害性の高いRAID6対応 ディスクアレイ
- データバックアップの為の非同期型の複製ソフトウェアに対応
- Online Roaming機能を実装