2013年1月17日

Global changes in the nuclear positioning of genes and intra- and interdomain genomic interactions that orchestrate B cell fate.

Global changes in the nuclear positioning of genes and intra- and interdomain genomic interactions that orchestrate B cell fate.
Nat Immunol. 2012 Dec;13(12):1196-204.
Lin YC, Benner C, Mansson R, Heinz S, Miyazaki K, Miyazaki M, Chandra V, Bossen C, Glass CK, Murre C.


ゲノムは、転写が不活性な区画や活性化している区画に局在する、ドメイン構造に折りた
たまれている。私たちはB cell developmentの過程におけるドメイン構造を示すため、ゲノ
ムワイドな方法を用いた。Structured interaction matrix analysisによって、構造タンパク質
であるCTCFがドメイン内相互作用と関連し、分化過程で制御されているドメイン内、ド
メイン間相互作用はp300や転写因子E2A、PU.1が関連していることが示された。次に私た
ちはearly B cell developmentの過程で核内局在が変化する一連の遺伝子を確認した。前駆
細胞では、early B cell factor (Ebf1)をコードする不活性な領域は核ラミナに隔離されてお
り、細胞の多能性を維持している。Pro-B cell stageへの分化後、Ebf1と他の遺伝子はB細
胞特異的な転写を示す新しいドメイン内、ドメイン間相互作用を形成するため、区画を移
ることが示された。

(担当:岡部)